不動産売却時の査定方法と価格相場の調べ方
2020年02月11日
不動産を売却する際には、その不動産をいくらで売り出すかについての値付けが重要です。
今回は、不動産売却の際の査定方法と価格相場の調べ方について、まとめてみました。
不動産売却の際の査定方法と価格相場の調べ方:価格相場の調べ方
不動産を売却する際の値付けについては、不動産会社に依頼することで査定をしてもらうことができます。
そして、この査定には、机上査定と訪問査定の2種類があります。
机上査定は実際に訪問をせず、ネット上のデータや、公的機関のデータベースを参考にして、
不動産売却の査定額を算出する方法で簡易査定ともいわれる調べ方です。
客観的なデータによる概算額しか算出されないため、
より詳細な査定額を知りたい場合には訪問査定を依頼したほうが良いですが、
訪問査定は実際訪問してきますので、手間がかかるのが難点です。
査定を依頼するべき不動産会社については、ネットワークが充実している大手不動産会社か、
地場に強く大家との結びつきがあるような不動産会社が良いでしょう。
もちろん、複数社に見積もりを出しても問題はありません。
ただし、高い値付けであれば良いというわけではなく、
その値付けの根拠をはっきりと明示できる不動産会社を選ぶとよいでしょう。
不動産売却の際の査定方法と価格相場の調べ方:査定方法の種類
続いて、机上査定でメインとなる、査定方法の種類について3つの査定方法をご紹介します。
まずは、取引事例比較法です。
その名前のとおり、売却したい不動産と条件が似ている物件の売却価格などを比較し、
売却の時期や条件、個別性などを比較して価格が査定される方法です。
次に、原価法です。
原価法は、現在の建物を新築で建てたとした場合の価格を算出し、そこから原価修正をおこなって価格を査定する方法です。
最後は、収益還元法です。
これは、その不動産が将来どのくらい利益を上げられるか、
その収益力で不動産を査定する方法で、主に投資用不動産の査定に利用されます。
なお、収益還元法には、将来得られる利益と売却価格を元に、現在の価値に割引く査定方法であるDFC法(ディスカウントキャッシュフロー法)と、不動産が生み出す1年間の収益を、周辺地域の類似した物件の利回りで割り戻して不動産の価値を求める直接還元法があります。
まとめ
不動産を売却する際には、少しでも高く売りたいと思うのは当然ですが、高すぎても安すぎてもデメリットとなるため、適正な値付けが必要です。今回ご紹介したような査定を参考に、不動産会社と相談をしながら値付けをしていくとよいでしょう。高崎市・前橋市エリアで不動産の売買を検討されている方、また売却査定についてお困りでしたら、私たち株式会社ボンズまでお気軽にご相談ください!